旅する介護福祉士のブログ(*゚▽゚)ノ

とある介護福祉士のブログ
日本で有料老人ホームで働いたあと 英国福祉施設でボランティアワークして
世界を旅して出会った、ベトナム、ハノイの老人ホームで働くことになりました-

アジアの介護  日本との違い 感じたこと

”KAIGO”という言葉

今日は教師の日ということで、ハノイ教育大学にて、

よく老人ホームにボランティアに来てくれている

ソーシャルワーカーの大学生からお祝い&学生の研究成果の発表

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今回学生達は、イギリス、アメリカ、ドイツ、中国、日本、シンガポール、韓国、オーストラリアの高齢者向けケアについて調べて発表しました。

そこで、ベトナム人が高齢者ケアをどのように感じているか少し考えさせられる部分がありました。


全体的に学生が調べたことの発表の多くは、イメージ的な事が多く、(特に欧米の発表では)制度や概念の違いまで踏み込めていなかったので、ちょっと残念でしたが、、、

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僕が一番、驚いたのは、日本の発表の時に、日本の「KAIGO」という言葉がベトナム語として、普通に通用していることでした。

日本式介護は「KAIGO」で通じるようです。

そして「KAIGO」は、寄り添うとか、人と人との関係性を重要視するというような発表でした。

その様子を寸劇を踏まえて披露してくれました。

次に、驚いたのは中国の介護の紹介です。中国の介護は太極拳などの集団での介護予防と、ロボットや

AIによる超近代的介護が行われているという発表でした。

もう、ロボットとかAIなどは中国というイメージなんだな~と少し寂しくなりました。
日本も頑張ってほしいです。

まだまとまってなくてうまく書けないんですけど、
ベトナム人というか海外の人にとって、
超最先端の介護って中国の大都市とかシンガポールにあって、すでに日本ではない。

でも、日本には「KAIGO」っていう独自のケアシステムがあるらしいことはわかっていて、それがそれなりにうまく回っているようだという感じに捉えられているのかな~

そんなふうに感じた発表でした。
大学生は、一生懸命でとても良かったです!

ベトナムのソーシャルワーカーの道を切り開いていって欲しいです😄😁😁

介護福祉士の卵たちとオンライン授業(*゚▽゚)ノ

先日は東京福祉専門学校の学生さんと、

オンラインで授業をさせて頂きました。

オンラインで普通に質疑応答とかできちゃうんだから、
すごいな~って思います。

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日本、イギリス、ベトナムの介護の経験から、文化や価値観の違い、変わること、変わらないこと、、、。

海外にいると日常的に問われる日本の介護。

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若い世代の人たちには、視野を狭くしないで、枠にとらわれず介護の

可能性をどんどん広げていってほしいな~

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高齢化は日本だけの問題ではないですし、日本、アジア、世界で、10年後、20年後、30年後、問題山積み。。。

僕もまだまだいろんなことやっていくつもりだし、若い人たちと一緒になって、トライしていきたいなと思います!

僕もたくさん刺激を受けました😁😁😁 
学生のみなさんありがとうございました😍😁😋

バンコク 日本式介護老人ホーム見学

バンコクにある、日本の企業がやっている老人ホームを見学してきました。

ここを見学する目的は、

日本式介護とは何か?

ということを聞きたかったからです。


僕も、日本とイギリスで介護に関わってきましてね、
時々、日本式介護というものを打ち出す人や会社を目にするのですけど、

具体的に何を日本式介護と定義するのかよくわからなかったんですね。

というわけで、とある日本の企業が運営する老人ホームを訪問です。

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↑ビルの3階~6階が居室になっています。ビルの1フロアを仕切って個室を作っています。

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↑ビルを区切っているだけなので、少し寂しく感じました。



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トイレ。タイは紙を流せないところも多い。トイレ横にあるシャワーはおしりを洗うもの。おしりを拭いたら紙はゴミ箱へ捨てるとのこと。



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アクティビティルームの平行棒。

以前はタイ国内で日本の介護技術の実習などもしていたが、今はしていない。
(要請があればやりたい)
ケアスタッフはタイの最低賃金で働いている。日給1000円程度。日本人は常駐1名。


お話を伺い、日々トライアルしている様子がよくわかりました。


”日本型介護について”日本型介護といっても、特になにかコレというものがあるわけではない。

タイは
まだ日本の措置時代のような状態。(すぐに拘束するなど、あまり尊厳を重視されていない)そういったことに対して日本で積み上げてきたノウハウの総合力を提供することで日本式介護を提供したいとのことだった。


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当初は日本人のロングステイ(年金を財源にタイで長期滞在する人たち)を狙っていたのだが、今はターゲットは現地の人。地元ローカルの施設の2倍程度の価格がする。現地の施設との違いを丁寧に説明する必要があるとのこと。


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日本ではもともと、給食などの会社だったそうです。


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↑今日はチャーハンとわかめスープでした。たまたまかもしれないですけど日本っぽい食事。



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ケアホーム外観。
正直思っていたより小さく、20床規模。
ビルを改装したとのこと。タイはまだ信仰心が強く、人が死ぬという事業にに賃貸してくれるオーナーがいないのだそう。



”日本型介護について”

日本型介護といっても、特になにかコレというものがあるわけではない。


タイは
まだ日本の措置時代のような状態。(すぐに拘束するなど、あまり尊厳を重視されていない)そういったことに対して日本で積み上げてきたノウハウの総合力を提供することで日本式介護を提供したいとのことでした。

この話を聞いて僕は少し安心しましたね。日本の介護というものをコレと決めつけて提供すると、海外で受け入れてもらえないのではないかと感じていたからです。

それはよかったんですけどね、じゃあ日本式介護っていったい何なんだって話です。。。


タイのローカルな老人ホームを見学して比較ができれば一番良かったんですけどね。
もし、次にくることがあれば、探してみたいです。




タイはまだまだ家族介護の風潮が強くて、他人に介護してもらうのが恥だと思う人が多いそうです。
それも少しずつ変わりつつあるそうですが、まだまだです。

しかしながら、タイも急速に高齢化社会になっているので、今後、どんどん考え方や、制度なども変わっていくんでしょうね(*゚▽゚)ノ






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