旅する介護福祉士のブログ(*゚▽゚)ノ

とある介護福祉士のブログ
日本で有料老人ホームで働いたあと 英国福祉施設でボランティアワークして
世界を旅して出会った、ベトナム、ハノイの老人ホームで働くことになりました-

英国初、保育園と老人ホームの複合施設見学

ケアイノベーション会議に行ってきました(^^)/

以前見学させていただいた、
イギリス初の保育園と老人ホームが一緒になった施設の方からお誘いいただき、

ゴールドスミス ロンドン大学の

”ケアイノベーション”会議に行ってきました!

かなり
イギリスの介護の最新の取り組みを聞くことができました!!!


テーマは
子供と高齢者を結び付ける”Intergeneration”(世代間交流) 

盛んに議論されていたのは
ケアホーム等の"community engagement"
(コミュニティへの参画)
です。


イギリスの高齢者は今年の1月に孤独担当大臣ができたほど、孤独、ロンリネスが、社会問題。
また移民の方たちなどは若い世代が多いものの、ローカルなコミュニティにはなかなか参加できないない現状があるということでした。

そんな高齢者と子供たちが集うコミュニティを作り、どう変わったかのプレゼンをたくさん聞けました。

このような活動によって、子供たちは様々な文化体験高齢者は生きがいを見つけることができ、保育スタッフ、ケアスタッフ、にフォーカスがあたり、皆が進歩していくことができると力強く言っていました。

大雑把ですがこんな話をしていました。



7時間のカンファレンスでしたがあっという間で、

英語は難しかったのですが、、、パワーポイントで文章が見れるので何とか理解(汗

見学に行った際には幼稚園の先生だと思っていた方が、博士だったのにはびっくりしました。
と同時にとても尊敬しました。実践重視ですね。

また、その方のおじいさんがホロコーストでなくなっていて、子供たちへの多文化の教育の熱意を感じました。


日本でもだんだんそうなってきてますけど、
ケアイノベーションと言っても、今はケアの方法論とかではないんだな~と。

コミュニティや、多職種、多世代、多文化でいろんな人を巻き込んでケアを考えていく。
そういう流れって世界的なものなのかな~。

日本の事はとてもよく研究されていて、よく比較対象にされていましたね。

具体例こそなかったものの、日本では”intergeneration care”が拡がっていきていると言及していました。


でもその教授、
日本は世代間だけでなくて、ロボットの文化も考えないけどね
なんてジョーク?で言ってましたけどね(笑)

来年もこのカンファレンスがあるそうなので、ぜひ聞きに行きたいな~





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イギリス初の保育園とケアホームの複合施設

先日はイギリスで初めてという、保育園とケアホームの複合施設に見学に行ってきました。ロンドン中心部から電車で15分ほどの場所です。

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朝10時ごろにお伺いしました。生後5か月から2歳ぐらいの子供たち7~8名とお母さん方。そこにケアホームのレジデンツが集まってきます。しばらく、雑談タイム、自由に交流した後、子どもたちを囲んでレジデンツと一緒にNursery Rhymes(リズムの良い童謡)を行いました。歌とおもちゃ等を組み合わせて、子供たちがレジデンツと交流しやすいように工夫されていてました。

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その場にいたのは、お話し好きのレジデンツが多く、僕にもたくさん話しかけてくれました。子どもたちと触れ合えてほんとに素晴らしいということでした。


その後、私は別の場所に移動して、少し年長さん(2~5才)の子供たちがアロマセラピー?をレジデンツに提供する様子を見学しました。キャンドルを焚いて、香りのする袋をレジデンツと一緒に嗅ぐというものでした。

毎日、プログラムがあって、レジデンツは毎日子供たちに会うことができるようになっているとのこと。



立ち上げから関わっているジュディスさんは、ケアホームにはイースターやクリスマスのような特別な時だけ子どもたちが来る。そうではなくて、あたりまえに子供たちと相互交流するのことができるようにしたかったとのこと。この試みはお年寄り、子供たち、スタッフ、すべての人達に相互利益があると話してくれました。



BBCのインタビュー動画です。本当にこのような雰囲気で、僕もアクティビティに参加させてもらったのですが、とても幸せな気分になりました。

このケアホーム自体はもともとユダヤ人のコミュニティが母体になっている。レジデンツはユダヤ系の70歳以上の方々が200人ほど入居されている。保育園はユダヤ人だけではなく、スタッフの子供や地域の方も利用しているとのことでした。

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とても広々としていて開放的なケアホームでした。
天井や間取りが広いのはもともとの生活様式の差もあるのでしょう。

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メインの建物はかなり古い建築を補修しながら使用している。


建物は3つに別れていて、一つは認知症専門の建物でした。認知症専門のフロアは居室のドアがなく、仕切りを交錯するような作りになっていました。時計やサインがとても大きくて、家具の配置が独特で、アリスワンダーランド?のような楽しげな雰囲気。(写真は撮れませんでした。


アクティビティルームはとても広く、お邪魔したときは、陶芸?や絵を描いている人たち、お菓子を作っている人たち、パソコンをしている人たちがいました。みなさんが気さくにハローと声をかけてくれるところから、充実した生活ぶりを伺えました。

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スピリチュアルケアということで、クワイエットルームが併設された。ユダヤ教の教会ような部屋。悩み事などがあったら相談に乗ってもらえる。こういう場所があると心配事があるとき安心できるだろうと思います。

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ボランティアの数がとても多く感じました。移動介助や付き添い、ドライバー、アクティビティなどはボランティアが中心となっている。カフェや売店はボランティアが経営しているとのこと。専門職は忙しいので、ボランティアが非常に大事だとのこと。中立の立場を保てるし、レジデンツもスタッフも、心のよりどころになるとのこと。


僕自身も日本とイギリスで大きな違いはボランティアスタッフの有無が大きいと感じます。なぜ、イギリスではこのような規模でボランティアを維持できるのか?もっと調べてみます。



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