旅する介護福祉士のブログ(*゚▽゚)ノ

とある介護福祉士のブログ
日本で有料老人ホームで働いたあと 英国福祉施設でボランティアワークして
世界を旅して出会った、ベトナム、ハノイの老人ホームで働くことになりました-

イギリス最大級・介護の展示会

グッドラックカード

ポーランド人のケアスタッフのカシャさんが、
結婚した旦那さんとニューカッスルへ。
それにともない、ここを辞めるという事で、、、

グッドラックカードを作りました(*゚▽゚)ノ

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大急ぎで作ったのでこんなんですけども。

レジデンツのサインとか書いてもらって、まあ、なんとか形になりました。
イギリスにはカードを渡す文化がありますね。
誕生日だ、お見舞いだ、サンキューだ。

街に、カード屋さんがたくさんある理由がわかります。




僕のボスのアイルランド人の発音がグッドルックに聞こえて、

危うくグッドルッキングカードというよくわからないものを作りそうになったのは内緒です( ´艸`)




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仮想認知症体験ツアー

先日のCare Showにて、

僕の一番興味を引き付けたのが、

「Virtual Dementia tour」でした。

日本語で言うと、「仮想認知症体験ツアー」でしょうか、、、。


一般の人が認知症の方の感覚を疑似体験できるとのことでした。

レントゲンの検診車のような大きなトラックが展示会会場に入っており、
その中で、疑似体験をしました。

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最初はVRのような、疑似体験を予想していたのですが、、、、

そういったのものではなかったです。

上記の写真のように、

前がほとんど見えないくらい色の濃い特殊なゴーグルと、
ものをつかみにくいほどの分厚い手袋、
靴の中に滑りやすい下敷きを入れて歩きにくくした状態になり
どでかいヘッドホンを装着します。


しばらく、して、手引き歩行で、暗闇の部屋に連れていかれます。

その暗闇の部屋は、緑と赤の光線がチカチカしている空間に、
ソファーと簡易的なキッチンと机と箱がありました。

ヘッドホンからは、目覚まし時計のジリジリという音と、トースターのパンが焼ける音と、救急車のけたたましい音が交互になって、かなり騒々しい。

歩きにくいですし、ゴーグルが視界を遮ってて見えない。

箱の中から何かを取り出せというようなことを言われたのですが、

箱を開けたのですが、箱の中身はなんだかレゴのブロックのようなものが、
たくさん入っていて意味が解らない。

そんなので、どうしたらいいかと思って困っていると、、、

ぬいぐるみを渡されて、スタッフに連れていかれ、ソファーに座らされました、、、。


まったく意味がわからない。。。
混乱と不安。騒音。

その後しばらくして暗闇の中、ただ座っているうちに
このツアーは、終了しました。


この混乱や不安が、認知症の疑似体験ということなのでしょう。

貴重な経験にはなったのですけどね、
何かすこし違和感を感じました。

この体験は、認知症の方を疑似体験するというよりは、

介護施設などの認知症の方を無理やり座らせたり、本人の意思を無視したようなケアをされるとどんな気持ちになるかは疑似体験することはできたのかもしれないですが、


実際の認知症の方の疑似体験ではないなあと思いましたね。


認知症の方は目が悪いわけでは無いですし、
耳が悪いわけもないですし、
体が不自由な訳でもないのに、
なぜそういうシチュエーションを作って疑似体験を謳うのかは疑問でした。。。



しかしながら、この仮想認知症体験ツアーは、
イギリスのケアラーだけでなく、
消防士や警察などにも取り入れられているそうです。



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”Care Show"2017 イギリス最大の介護の展示会に行ってきました(*゚▽゚)ノ

バーミンガムにて、イギリス最大規模の介護の展示会という
Care Show に行ってきました(*゚▽゚)ノ

200以上の企業や団体のエキシビジョン。4つのブースで、ビジネスやマネージメント、ケア、認知症の事を2日間にわたってプレゼンテーションしていました~。

やっぱり、日本の展示会とは若干違うな~という点がいくつかありますね~



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イギリス最大の国際展示場があるNEC(ナショナルエキシビジョンセンター)です。
前もって予約する必要はありましたが、入場は無料でした。
その場で、登録して入場される方もいました。

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プレゼンテーションブースは、4会場。
認知症ブースにはケアラーやケアワーカーが多い印象でした。


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ベッドやソファは、ケアスタッフが持ち上げることが禁止されているので、
いかにリフトを効率よく使えるかがアピールのポイントなんですね。
この辺は、日本と違うなあ~と思います。
リフトや、ホイストのスペースがないといけないのでなにかと広くないといけないです。


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カーテンや絨毯などの色彩が認知症に影響を与えるんだそうです。
この展示会では認知症をデザインするというプレゼンテーションがよく見られました。
建築家のお話だったので、環境から認知症にアプローチしていこうという事なのでしょうか。


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日本企業の出店がなくてとても残念でした。

唯一の日本企業がヤクルト。。。
ちなみにヤクルトはイギリスでとてもポピュラーです。
日本語をレクチャーするCMをしてくれているので、
イギリス人は「おはよー」「こんにちは」「またね」を
ヤクルトの広告で知っています。


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マッシュされたポテトや、ミンチされた肉を成型できる型です。
食に関する展示が本当に少ないんです。
本当に、イギリス人は食にこだわりがないなと、、、。

日本の魚の形のソフト食や、野菜の風味、食感を残したようなソフト食が
展示されていたらめちゃくちゃ感動されると思うんですけどね。


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VRでケアホームや居室や中庭を体験できる仕組みです。


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皮膚をスクラッチされないように防御するアームカバーだそうです。
こういった、ケアスタッフを守るための装備がありますね。

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認知症の方の生活を支えるためには
環境を整えることが大切ということで
サインや看板の出店が多かったです。

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認知症の方が在宅で暮らすための工夫だそうです。
サインや表示に懐かしの写真を入れて本人のものとわかるようにしていますね。

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かわいい、エプロンや前掛けのお店。
イギリスの国旗もラブリー。


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回想法のための、懐かしグッズです。
ビートルズは少し若い世代かなと思ったのですが、そうでもないみたいですね。
ビートルズは国民の歌みたいなところがあるでしょうね。


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ケアシステムです。自分の働いている福祉施設ではまったくデジタル機器が見当たらないので、少しびっくりしました。ケア記録をワンタッチで入力できるとのことです。


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ROBOT COUPE
ロボットがマッシュポテトを作りますよ~!!!
というマシーンの展示。↓

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マッシュポテトーーー
ただこれだけか!!!と突っ込みたくなるのです!!
なにがロボットなのだろうか???

自分の施設でも、常食→一口大→マッシュ しかないので、
日本のように刻みだとか、ソフト食のような概念がないのかな~と思いますね。


う~ん。イギリス人に
刻みやソフト食の食感を楽しんでもらおうという発想はないのかもしれません。





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