サッカー観戦の合間に、リール市内を早朝から深夜まで観光してきました(*゚▽゚)ノ

その中でも、I'Hospice・Comtesse(オスピス・コンテ)美術館が素晴らしかったです。

というのも、この美術館はもともとは中世ヨーロッパのホスピスだったんだそうです。

この”オスピスコンテ”は、もともとは旅人を歓待する場で、そこから、ケアや看病をしていった場所であり、時代によって宿泊施設だったり、病院だったり、老人ホームや、孤児院として存在してたんだそうです。

今は美術館やブティックとしてこの建物が使われていますが、美術館内や広場、建物の作りから、何百年も前の人達の息づかいが聞こえてきそうになりました。


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道路側は、ブティックやお土産屋さんになっています。


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内側にくると、時代を感じます。
天井と窓が高いので、解放感を感じます。

現代の病院や老人ホームに通ずるところがあります。

むしろ、よくある無機質な現代の病院よりも、
何百年も前からあるこちらの建物のほうが癒されますね。

アンティークの家具等は無機質な感じがしないのでとても良いですね。

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薬草(ハーブ)が植えられています。

フランス革命以後、第一次世界大戦までは、老人ホームと孤児院として機能していたそうです。
病気の人は病院へ連れて行ったとのことなので、病気とは区別されていたようです。

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ホスピスとは、元々は中世ヨーロッパで、旅の巡礼者を宿泊させた小さな教会のことを指した。そうした旅人が、病や健康上の不調で旅立つことが出来なければ、そのままそこに置いて、ケアや看病をしたことから、看護収容施設全般をホスピスと呼ぶようになった。(ウィキペディアより)

だそうです。

現代のホスピスとはまた少し意味合いが違うようですね。

いろいろ調べてみると、
そもそもホスピスとはラテン語で「旅人」を意味していて、
そこから「ホスピタリティー」→もてなし 「ホスピタル」→病院 「ホテル」→宿 
など、様々派生語があるそうです。


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キッチンです。タイルが貴重なのだそうです。


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食堂でしょうか、どでかい暖炉が温かそうですね。



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礼拝堂です。
当時の苦しみを逃れるためにここに来た人にとってこの場所は計り知れない意味を持った場所だったに違いないですね。。。

いろいろ考えていくと、
病院や施設でのケアってキリスト教的な要素が入っているんだなあと感じました。


明治以前の日本のケアや病院はどういった形だったのでしょうかね。
やはり、仏教が緩和ケアに関わっていたのでしょうか。
う~ん。
知らないことがたくさんあって恥ずかしいです(;へ:)



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旅の最後はフランドル地方の地ビールと郷土料理で締めました(*゚▽゚)ノ
黒ビールで煮込んだ牛肉のシチュー他3品

めちゃくちゃとっても美味しかったです\(^▽^)/



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